私は子供の頃から絵を描くのが好きだったのですが色を塗るのがとても苦手でした。
小学校の頃も「赤」だと思ったら「赤」の絵の具をニュルッと出して色を混ぜたりせずにそのまま塗ってしまい、せっかくうまくかけた線画を台無しにしてしまっていました…
数年前、無職で暇な時にずっとイラストの練習をしていたのですが、当時見ていた漫画家さんのUSTREAM(とツイッター)で言及されていた本が買って良かったのでレビューします。
@pablocafe: うお!空想リアリズムも持ってますwガーニーさんだと「カラーアンドライト」も良かったですよ。ダイノトピアが中学の頃から大好きだったので、だいたい買いました ( @nebu_kuro live at http://t.co/JHvkQyb6Ry)
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) 2013年4月17日
- 作者: ジェームス・ガーニー(James Gurney),平谷早苗,株式会社Bスプラウト
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2012/01/30
- メディア: 大型本
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よかったこと
色の選び方が理屈でわかるようになる
環境によって光と影がどう変化するのか、その時の色彩はどのように見えるのか、その関係を具体的に説明してあります。内容が濃くて最後まで読むのが大変ですが、最後まで読み終わった後にまた本の中の挿絵を見てみると、作者がなぜこの色で塗ったのかわかるようになってきます。
また、自分でイラストを描くときも、設定に合わせた具体的なライティングや配色を頭の中で組み立ててアウトプットしやすくなりました。
イラストだけでなくWebデザイン・グラフィックデザインの際にも参考になる
本の中で引用されているイラストは油絵ばかりですが、デジタルでのイラストにも参考になりますし、デザインの参考にもなります。
例えば、ウェブサイトでボタンを作成する際、ドロップシャドウをつけるときになんとなくグレーを選ぶのではなく、ボタンの色の反射光をドロップシャドウに混ぜてみることで、違和感の少ないデザインになります。
(この本を読んでもやっぱりデザインやイラストを作成する時は、配色に時間がかかってしまいます。レイアウトも大切ですが色はそれだけで印象が変わるので…)
ちょっと高い…
この本は新品で買うには勇気のいる金額ですよね…この金額で既に知っている内容だったり、逆に参考にならないなって時にはすごく痛い金額です。
図書館で借りてから考えるって手もある
私は、まず図書館で借りてみました。人気だったのか、予約したうえに都内の図書館から取り寄せてもらいました。期日までに全部読みきれなかったのですが、何度も読み返したいと思えたので購入しました。
さいごに
イラストやデザインを仕事や趣味にしていて、感覚で配色をしている人にはおすすめです。(美大などで勉強してる人には必要ないかも…)機会があったら読んでみてくださいね。
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